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【デグレード防止への第一歩】

デグレード防止策について良く質問されるので、具体的な対策についてご説明致します。

ソフトウェアテスト-マネジメント第3弾

目次

1.|デグレードとは

2.|デグレード防止策

3.|まとめ


デグレード防止への第一歩


1.|デグレードとは


ソフトウェア開発を実施していると、デグレードという言葉を良く聞きます。実際の開発現場で起きている、原因と対策について、詳しく説明したいと思います。

デグレードとは、以前修正した不具合やバグが再発・復活し、ある部分に施した修正が既存部分に影響を与えることで新しいバージョンのソフトウェアの品質が、以前より悪くなることです。

特にプロジェクト終盤以降で発生することが多く、常に対策が求められます。

原因としては、設計者によるケアレスミスです。古いソースコードを使用してしまうことが原因です。プロジェクト全体として、ソースコードの運用が管理されていない場合は、この様なことが発生しますので、Ver管理は徹底して実施することを推奨しています。

またドキュメント更新の連携漏れもあるので、注意が必要です。ではテストチームでは、どの様な対策が必要なのでしょうか?



2.|デグレード防止策


プロジェクト全体として、デグレード防止策について事前に検討することで、最低限の事象については、防止することは可能です。

■設計側の対応

デバッグを実施後、リリースすることを徹底してもらう。基本的なことなのですが、デバッグを実施せずに、リリースされてしまうことがありますので、注意が必要です。

■テスト側の対応

本来ならば全機能を確認したいのですが、予算や時間の関係上全項目を実施するのが困難な場合は、優先順位をつけて実施することをお勧めします。優先順位が高い機能については、入念に確認し、優先順位が低い機能については、必要な項目を確認する対策を取ることで、デグレート防止を徹底することが出来ます。

優先順位については、設計側と連携することで、より効率的に作業することが出来るので、打ち合せを実施することをお勧めします。

また可能であれば、自動試験装置を作成することを推奨します。プロジェクトにより考え方が違うのですが、最初に時間はかかりますが、自動試験装置を作成することで、プロジェクトの運用が各段に効率的になりますし、リリース前の時間が無い時でも、夜間に自動試験装置で確認することが出来るメリットもあります。

バージョンアップ開発を今後の予定しているのであれば、テスト期間中に実施する計画を事前に立てることで、対応することは可能だと思います。



3.|まとめ


開発規模が大きい程発生する為、品質を保つためには、事前に準備を徹底することが必要です。プロジェクトで対策していない場合は、早急に対策を検討して下さい。

#デグレード防止への第一歩


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